四季を魅力があふれる清流庭園「玉貴」
月山の雪が溶けはじめると森深くに眠っていた動植物たちが目を覚まし始め、
庭園のいたるところから生き物たちの歌声が聞こえます。
花が咲く頃には彩り豊かに自然の風景に色を染め、
待ち望んでいた春がやってきます。
春夏秋冬を肌で感じる庭園
山笑う頃3月~5月

眠っていた動植物が目覚める季節
月山の雪解け水がせせらぐ春の兆しの頃、玉貴の眼下で静かに注がれる寒河江川は、自然の恵みとして西村山の大地をやさしく潤します。月山の大地の栄養をいっぱいに蓄えた雪解け水は山菜たちにとって待ち遠しい宝庫であり、寒河江川の恵みですくすくと育った「こごみ」「たらのめ」「月山竹」たちを食すには最高の季節になります。
月山の雪が溶けはじめると、森深くに眠っていた動植物たちが目を覚まし始め、庭園のいたるところから生き物たちの歌声が聞こえます。花が咲く頃には彩り豊かに自然の風景に色を染め、待ち望んでいた季節がやってきます。

災厄祓いを願い雛を流す「ひな流し」
玉貴ではお雛様を飾るお部屋の片隅に流し雛に願いを託す「形代」が用意され、健康としあわせを願い「形代」を川に流す神事として、毎年4月4日(旧暦3月3日)に開催しています。詳しくは「時代雛特集」ページをご覧ください。

山菜の豊富な季節
暖かい大地から我先にと若芽が大空に背を伸ばし始め、月山の至る所に春の恵みが顔を出します。御膳には新しい顔ぶれの食材も並び始め、自然の恵みを味わいながら舌つづみ。眼前に広がる静かに豊かに流れる寒河江川をながめながら、春の豊かな山菜料理をどうぞお楽しみ下さい。
山滴る頃6月~8月

夏の山菜が豊富
夏を迎えると花や緑が生い茂り、鳥などの動物たちは活気に満ちあふれ、月山の木々も緑豊かに成長します。この頃になると川魚たちが、夏の知らせに玉貴の横を流れる寒河江川を縦横無尽に泳ぎ回ります。川の流れを耳にしながら得られる心地よい清涼感が、夏の暑苦しい毎日を忘れさせてくれるでしょう。
夏も「山うど」「わらび」などの採りたての山菜が玉貴のお膳を囲み、月山の雪どけ水で育った「あゆ」「いわな」など、清流に住む川魚たちも加わり、お料理を鮮やかに振る舞います。

茅の輪をくぐり厄を祓う
古来から茅草の旺盛な生命力が神秘的な除災の力を秘めていると伝えられており、その茅草を束ね作られた茅の輪を3回(左・右・左)くぐることで上半期のけがれを払い、疫病封じの御利益があるとされています。

東北の魅力が満載
躍動感溢れる東北のお祭りを味わってみませんか。青森のねぶた、秋田の竿灯、仙台の七夕に山形の花笠と、東北の魅力を夏のお祭りの季節に散りばめております。
山粧う頃9月~11月

秋の訪れと共に色づく山々
月山のふもとに近い玉貴の秋はかけ足でやってまいります。山は紅葉で色づき、月山周辺での紅葉狩りは秋の山形を代表する観光スポットです。

山形の秋を代表する「きのこ」
松茸やしめじのほか、玉貴では山の珊瑚と言われるホウキダケ、歯ざわりが楽しめて良いダシがとれる沢もたし(ナラタケ)、乾燥するほどに味や香りが増すススタケ(香茸)など、きのこの中でも入手が難しい非常に貴重なきのこをご用意しています。普段はなかなか味わえない玉貴自慢のきのこ料理を是非ご堪能ください。

山形のふるさとの味「食菊」
食用菊生産量日本一を誇る山形。山形では秋の味覚として古くから親しまれ、食膳にはなじみの深い一品です。奈良時代に薬草として中国から伝わったとされており、その昔、漢方薬として利用されておりました。彩り豊かに咲く光景を眺めるも良し、健康食として食すも良いでしょう。
山眠る頃12月~2月

せせらぎだけが木霊する静かな銀世界
月山の初冠雪は早く、山形の冬は10月上旬にやってまいります。せせらぎだけが木霊する静かな銀世界を窓から眺めると、慌ただしい日常を忘れて思わずほっと一息。

山形舞子と過ごす優雅なひととき
この時期、玉貴では山形の伝統「山形舞子」と過ごす優雅なひとときをお楽しみいただけます。 古くから愛され親しまれている山形舞子の艶やかな踊りと三味線の音色と共に、自慢のお料理をご堪能ください。山形舞子は12月〜1月の金曜日と土曜日限定のサービスです。
詳細:山形舞子

玉貴名物「七茸山菜汁」
寒い冬の時期に心も体も温まる山菜汁をぜひお召し上がり下さい。また、外は凍える寒さでも温かい鍋を親しいご友人と囲むことでこころはきっと暖まるはずです。ご歓談の中、箸を運ぶ楽しみはまさに一品。雪国ならではの美しい光景と共にご満喫いただけます。